おさるのさんぽ
私の思い出の絵本の一つに「おさるのさんぽ」というのがある。内容は完全に覚えていないが、こんな内容だった。
おさるのさんぽ。
えだからえだへ 〇✕△
おさるのさんぽ。
するする きのぼり。
あ! いいものみ~つけた。
ほ~ら バナナだよ。
かわいい こどものさるが 木から木へ散歩してバナナを見つけるという内容だった。この絵本の読み聞かせをしているうちに、まだ1歳の娘(3女)は、とあるところを覚えてしまった。「あ!」というところだ。 私が「あ!」と言うまえに「あ!」と言うのだ。これは初めて覚えた娘の芸だった。
ある日、友人2人が我が家を訪問したとき、この芸を見せようと絵本をいつものとおり読んだが「あ!」と言ってくれなかった。いつもここで「あ!」と言うんですと、変な説明になってしまい、シラ~として恥ずかしい思いをした。私も子どもの芸を得意そうに誰かに見せたがる、よくある普通の親だと自覚したのだった。