おうし座パパの子育てエッセイ

5人の子どもを育てたパパのこころ温まる記録

子どもに笑顔を

 おさるのさんぽの絵本を読み聞かせた娘(3女)も今は2児の母である。5年前、彼女は第1子を出産した。私たちにとっては初孫であった。娘は臨月を迎えるころ、実家である我が家へもどり生活を共にした。娘には私が普段つかっている和室を利用してもらった。

 平成29年4月無事出産。出産後1か月間、孫と同居する生活となった。オムツ交換やお風呂の入れ方など、妻もいろいろと過去の記憶を思い出しながら、娘へと指導して1か月があっという間に過ぎていった。そして娘は夫の待つ横浜へ帰っていった。

 今はとても便利な時代で、離れていてもラインでときどき孫の様子が動画で届く。子育てをはじめた娘に何かよいアドバイスはないかとラインで送った言葉は「子どもに母親の笑顔をたくさん見せてあげなさい。」という内容だった。娘はその言葉どうりにしたのだと思う。今ではとても笑顔がすてきな明るい男の子に育ち、保育園の先生方の評判もよいと娘から報告もあった。

 なぜ私がこのようなメッセージを娘に送ったのか。それは私にはひとつの忘れらない悲しい記憶があったからだ。 つづく