おうし座パパの子育てエッセイ

5人の子どもを育てたパパのこころ温まる記録

絵本の読み聞かせ

 子どもは生まれてから1年位で歩き始めるようになる。そして幼児期という期間に入る。この頃になると絵本の読み聞かせをするようになる。親の膝にちょこんと座らせて絵本を読む。私の家には、いつも手の届くところに絵本があった。

 これは私の弟の話である。彼は娘さんが幼稚園に入る前に、ミッキーマウスの絵本をよく読んでいたそうだ。ある日、いつものように読んでいたら、彼自身が眠くなり、つい読むのを止めてしまった。するとその子が続きを話し出したそうだ。もちろん字はまだ読めない。毎日聞いているうちに絵本のお話を全部覚えてしまっていたのだ。彼は驚きと感動のあまり涙したそうだ。

 とかく親はついつい他の子と比較してしまい、自分の子どもは成長が遅れているんじゃないかと心配になる。しかし、心配はいらない。子どもは着実に成長している。そしてこのような奇跡を見せてくれるのである。