家庭で学んだことを学校で役立てる
長女が小学2年生のある日、部屋が散らかっていたので、片付けなさいと言ったところ「わたしが散らかしたんじゃない」と返事をした。おもちゃで遊んでいて、散らかしたのは次女であることは分かっている。
「お前が散らかしたとは言っていない。散らかっているから片付けなさいと言っているんだよ」
しかし、娘は納得していない様子。
「じゃあ聞くけど、お前は学校で毎日掃除をするよね。それは、お前が汚したからなのか?みんなで使うから掃除をするんだよね」
しかし、それでも納得していないので、私が片付けた。
ある日、家庭訪問で担任の先生が来られた。先生は掃除の時間、他の子どもたちはみんな遊んでいたのに、うちの娘が黙々と掃除をして、一人で机を運んでいたと話はじめた。そして、そのときの娘の行動の訳を尋ねられた。私は家であった娘との会話を説明した。
娘は家庭で学んだことを学校という社会の中で役立てていたのである。このように、家庭で学んだことを社会で、社会で学んだことを家庭で実践できたら、とても良いと思う。こんなかたちで、子どもの成長を感じられるのは新米の親として嬉しいものである。