わたし２回も蜂に刺された！

　ある日の夜。私は娘たちの会話にびっくりした。

　「わたし、２回も蜂に刺された！」

　突然の発言に「いつ？」と聞き返した。今、はじめて聞いたことに驚いたと同時に、私はアナキフィラシー症候群を心配した。しかし、話をよくよく聞いてみると、任天堂のゲーム「どうぶつの森」の中の話だった。娘たちはゲームの中で、魚を釣ったり、リンゴを拾ったり、買い物をして仮想空間のあそびを楽しんでいた。

　娘たちの会話は、最新の映画やゲーム、ディズニーランドの新しいアトラクションなど多岐に渡る。昭和生まれの私としては、平成生まれについていけなくなっている。スマホの使い方も娘に聞くことも多い。また、今は本当に便利な時代で欲しいものは、アマゾンですぐに注文できるが、それも娘に頼んでいる次第である。

　このように、私たち親が知らいないことをたくさん知っている娘たち。子どもたちを通じて新しい世界を知ることができるのは、幸せなことだと思う。
今では、

　「きのう、タランチュラ捕まえた！」とか
　「シーラカンス釣った！」とか言っても驚かなくなった。