孫たちが教えてくれたもの
娘たちからよく孫の写真や動画がラインで届く。世の中は本当に便利になった。私たちが子供を授かった頃は、孫の写真を親に郵送したり、ビデオを撮ってDVDに編集して手渡したものだった。しかし、今はビデオカメラも高級なカメラも要らない。スマホで写真や動画を撮りラインで気軽に送信できる。また、アプリの「みてね」も頻繁に送られてくるので、離れていても孫の成長を楽しくみることができる。
動画や写真をみながら、こんなに可愛い孫たちに出逢えて良かったな~と喜び、幸せに浸っている自分がいる。そして、ふと気づかされたことがあった。可愛い孫たちに逢えたという事実と自分の親の存在だ。
私は父親のことが好きではなかった。けっして尊敬できるような父ではないからだ。しかし、嫌いな親でも親は親。親がいて自分がいる。自分がいて娘がいて、可愛い孫たちがいる。命は繋がっているのだ。
ラインで次々と送られてくる可愛い孫たちの顔をみているうちに、自分の親の存在に改めて気づいたのだった。
「たまには両親に会ってきなよ」と言われているような気がした。