おうし座パパの子育てエッセイ

5人の子どもを育てたパパのこころ温まる記録

2022-01-01から1年間の記事一覧

まねっこ

子どもは知恵がついてくると、いろいろと大人のまねをするようになる。母親のサンダルを履いたり、くしで髪の毛をとかすしぐさをしたり、見ていてとても可愛い。しかしときどき、びっくりするような行動をするときもある。 2歳の娘(次女)が天空の城ラピュ…

笑顔を見せる大切さ

私は第1子を授かった娘にラインで「子どもに母親の笑顔をたくさん見せてあげなさい。」とメッセージを送った。このメッセージは私が見た、強烈な体験が元になっている。それは、以前テレビでみた、ある報道である。 もう何年も前のことである。東ヨーロッパ…

子どもに笑顔を

おさるのさんぽの絵本を読み聞かせた娘(3女)も今は2児の母である。5年前、彼女は第1子を出産した。私たちにとっては初孫であった。娘は臨月を迎えるころ、実家である我が家へもどり生活を共にした。娘には私が普段つかっている和室を利用してもらった…

おさるのさんぽ

私の思い出の絵本の一つに「おさるのさんぽ」というのがある。内容は完全に覚えていないが、こんな内容だった。 おさるのさんぽ。 えだからえだへ 〇✕△ おさるのさんぽ。 するする きのぼり。 あ! いいものみ~つけた。 ほ~ら バナナだよ。 かわいい こど…

絵本の読み聞かせ

子どもは生まれてから1年位で歩き始めるようになる。そして幼児期という期間に入る。この頃になると絵本の読み聞かせをするようになる。親の膝にちょこんと座らせて絵本を読む。私の家には、いつも手の届くところに絵本があった。 これは私の弟の話である。…

気をつけて帰ってね

いちばん下の子が3歳になったとき、妻も働きはじめ、私たちは共稼ぎとなった。そして子供は、保育園へ通うようになった。妻の仕事は朝早く、帰りも8時位になるので保育園の送り迎えは、父である私の役目だった。 冬のある日。子どもを迎えに行き、帰ろうと…

我が家の節分

節分といえば、お父さんが鬼の面をかぶってお母さんが豆をまくような、そんな感じだろうか。しかし、我が家の節分はちがう。豆ではなくアメやチョコレート、キャラメルを部屋中にばらまき、子どもたちはそれはいっせいに拾うのである。これは、とある友人の…

卒園式のスモッグ

幼稚園児の服装といえば、スモッグが定番である。娘が通っていた幼稚園のスモッグはベージュ色で、左胸には名札を付けていた。そして、胸の右側にはアップリケを付けていた。確か、かわいい熊の顔のアップリケである。その場所にアップリケを付けることは許…

もう一つの鼻血事件

とある夜。三女が鼻血を出した。当時、彼女は2歳位だった。言葉もまだよくできないときだ。鼻血が出たので慌てたが、なぜかすぐ止まった。変だと思い、鼻の中を見ようとしたが、娘は触らせたがらない。私の手を払いのけようとするのだ。私は娘を自分の膝の…

爪でも伸びているんじゃない?

ある夜のこと。幼稚園に通っている娘が急に鼻血を出した。慌ててティッシュを丸めて鼻の穴に入れて止めた。私も子どもの頃、よく鼻血を出したことを思い出す。ところが次の夜も娘は鼻血を出した。何かこの子は病気をしているのではないかと心配になった。小…

叱らないとき

子育てをしていると、日々の生活のなかで色々と子どもを叱ってしまう。しかし、私はけっして叱らない場合もある。それはコップや茶碗を割ってしまったときだ。それはよくあることで、仕方がないことだと私は思う。そんなときは「ケガしなかったか?」とそち…

言い訳する子

最初の子どもは誰でも可愛い。つい甘やかしてしまう。でも私はそうでもなかったようだ。子どもが何かをしでかしてしまうとつい「こら~!」とやってしまていた。人は自分が育てられたように、自分の子どもにもそのように育てるのかもしれない。 2人目が生れ…

我が家は子供5人

我が家は4女1男の子ども5人である。5人目が生まれたとき、三女が近くの幼稚園に通い始めた。ちょうどその頃、同じ幼稚園に通っている子どものお母さんが2人目を出産したそうである。ところがそのお赤ちゃんはある外見的な欠損をもって生まれてきたため…

真綿のように

第1子誕生より5日目、退院の日が来た。友人より車を借りて妻と娘がまつ病院へ向かった。生まれたばかりの子を電車やバスなどの公共交通機関で移動させる訳にはいかなかった。当時、自分の車をもっていなかったので運転するのは久しぶりだった。しかし病院…

あ!ビデオ

第1子誕生。妻と娘は5日間入院していた。その間私は毎日面会時間に病院へ通い、新生児室の大きな窓からベビーコット(プラスチックの容器)に寝かされている娘の顔をずっと見ていた。特に顔の表情は変わらない。ずっと寝ているだけである。しかし、そんな…

父親になった瞬間

「生まれましたよ。」平成2年3月下旬、病院から1本の電話が入った。この日より2日前、妻は破水し緊急入院となった。しかし陣痛はなく、すぐに生まれる様子がなかったため、私は自宅待機となった。そして電話を受け、自転車で病院へ向かった。この時はまだ父…